あちこちの鉄道会社で、限定品プラレールの車両を販売しているところがあります。
身近な存在ですと、京王電鉄のプラレールは多摩動物公園駅の目の前にある「京王れーるらんど」で京王線や井の頭線で走っている車両のプラレール車両を売っています。また、そのほかの路線も、タカラトミーの特設サイトでどこで販売されているかが大体分かります。
けれどもこれらの車両は、その場所まで行かないと買えません。「通販すればいいのに」という方もいますが、私は賛成できません。
なぜかというと、こういうところまで大好きな鉄道を使って買いに行く楽しさが、通販ですと失われてしまうからです。
「電車を使っていくたびは嫌いですか？」と聞くと「そんなことはない」という人が多いはずです。確かに遠いところもありますし、１日がかりになってしまいます。でも、遠出をした証として、プラレールは残ります。車両を見るたびに「遠出をしてまでも買ったんだよなぁ」と思うでしょう。子供の頃にこういう経験もさせておくといいと思います。親からすれば「何でこんなもののために遠出をするの？」といいたくなるのはよくわかります。でも、子供の頃のこのような思い出は、将来に絶対にプラスになります。鉄道が大好きだったのが高じて鉄道を使って日本や世界各国をまわったりする人もいますし、親が昔遊んでいたプラレールを見つけて、親子で共通の話題が出来るかもしれません。
限定車両は「お取り寄せしないで、買いに行っておいで」と私は思うのです。心配なら親が付き添えばいい事です。せっかくの夏休みなのですから、こういった遠出もたまにはさせてあげてください。そのとき買った車両は、永遠にその子の思い出になるのですから。
（２０１０年８月２日）
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